2008年6月22日(日)

トピック45 PCで書いた文章はプリントアウトして校正

 エッセイの公募などに応募する際、パソコンで文章を作成する人が増えています。オンラインで応募することができるコンテストもあり、今後はますますパソコンでの文章作成が主流になっていくでしょう。
 手書きの場合と違って、パソコンであれば文章の修正が楽です。文章の削除、変更、加筆といったことが簡単にできてしまいます。
 推敲もパソコンの画面上で可能ですが、最終的な段階での推敲は、文章をプリントアウトして紙の上でやることをお勧めします。パソコンの画面上で見るのと、紙の上で見るのとでは、文章はまったく違って見えます。文章をプリントアウトすると、自分の書いた文章を客観的に読むことができるようになり、文章構成や文法上のミス、誤字脱字にも気づきやすくなります。
 今後、どれほど文章作成のデジタル化が進んでも、赤ペンを持って紙の上で校正するといった、きわめてアナログ的な作業の必要性が残っていくものと思われます。

2008年6月21日(土)

トピック44 感情表現をなるべく抑える

 小学生の書く作文には、「楽しかった」や「おもしろかった」、「うれしかった」など、感情を伝える表現が多く使われていることに気づくかと思います。ブログでの文章でも、このような感情表現が多用されているのを見かけることがありますが、読者はかえって白けてしまうものです。
 かつて情報誌の新米ライターだったころ、お店の紹介記事をたくさん書きました。料理の紹介では、「おいしい」という言葉は使用禁止です。文章によって、読者に涎を垂らさせるようにしなければなりませんでした。
 感情を他人に伝えるときは、感情的になってはいけません。淡々と事実を描写し、それによって、読者に筆者と同じ感情を感じてもらえるのが理想です。

(例文)
 一年以上サイトの更新をさぼっていた作者が、今日やっと更新してくれた。私はこの日を夢にまで見ていた。涙で曇って、パソコンの画面がよく見えない。

 というように喜んでくれる人がいれば幸いです(笑)。

2007年6月6日(水)

トピック43 余韻の残し方

 一般的に、文章は明確であるべきとされています。曖昧な表現はなるべく避けて、スパッと言い切る強さや潔さが必要である、という考え方です。
 しかし、「曖昧さ」も、うまく使うと、文章に余韻を残す効果があります。
 これは異性に引かれる心理にも似ていて、すこし謎めいているところがあったほうが、文章も魅力的に映る場合がよくあるのです。

(例文)
 当時、志村進学塾で一緒に講師をしていた仲本くんは、現在、スイスで生活している。私のもとへ十年ぶりに届いた手紙には、家族四人で撮った写真が同封されていた。仲本くんも、二人の娘さんに恵まれて幸せそうだ。
 それにしても、この奥さん、どこかで見たような気がするが、きっと気のせいだろう。そう思いたい……。

 このように謎を残して終わると、読者に、「この奥さんは誰なんだ?」「この奥さんと作者との間に、かつて何か関係があったのだろうか?」などと想像をかき立てることができます。
 ちなみに、例文は私とはまったく関係ありませんよ。(笑)

トピック42 無料で使えるテキストエディタ2

以前、「TeraPad」というフリーソフトを紹介しました。今回は、そのほかの文書作成ソフトをピックアップします。

HyperTextEditor
自動保存とPDF出力ができるティストエディタです。

MKEditor for Windows
これも昔から人気のティストエディタ。ひとつのウィンドウ内で複数ファイルを扱えるタブ切り替え式が特長です。

Apsaly テキストエディタ
こちらもタブ切り替え式で高機能なソフト。

目次エディター
小説や論文などの文章を目次単位で分割・編集できるソフトです。

論文メーカー
このソフトも目次単位で文章を編集できます。

O’s Editor2
このソフトはシェアウェア(2,205円)で、無料ではありませんが、創作的な文章を書く人は持っておきたいソフトです。私も持っています。原稿用紙形式、シナリオ形式など、スタイルを切り替えられます。また、読書スタイルにして、テキスト形式の電子書籍を縦書き表示で楽しむこともできます。

トピック41 ユーモア文章術(8) 弱みを見せる

 文章を書く際には一応の決まりごとがありますが、「これぞ正解!」というものはありません。当サイトに書かれていることも、絶対視することなく、一つの読み物として楽しんでいただければ嬉しいです。

 さて、今回のテーマは「弱みを見せる」です。私たちは日頃、多かれ少なかれ、社会の仮面を被って生きています。ひとことで言えば、「格好をつけて生きている」のです。

 しかし、文章でも肩肘を張って、格好をつけていると、読者はその文章や作者に親近感を持てません。

 人は誰しも完璧ではなく、弱さや格好悪さを持っているもの。読者としては、「この人も自分と同じなんだなあ」と思えることで、心に余裕が生まれ、笑える心境になるのです。

 弱みを見せるといっても、自己卑下することではありません。凸凹な人間だけれど、精いっぱい生きている。そんな自分を客観的に、微笑ましくとらえられたとき、読者の心に響く文章が生まれてくるのではないでしょうか。

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