2008年6月23日(月)

トピック47 ダーシと3点リーダの使い方

 今回は、ダーシ(ダッシュ)と3点リーダ(三点リーダー)の使い方について簡単に解説しましょう。
 ダーシ「―」は通常、2字分の長さで使用され、二倍ダーシとも呼ばれます。つまり、「――」となります。3点リーダ「…」も同じく2字分の長さで使用するので、「……」となります。
 パソコンで文章を書く際、これらの記号をどのように出せばいいのかわからなくて困っている方のために、裏技を紹介しましょう。
 ほとんどの方は、日本語入力システムにMS-IMEやATOKを使用しているかと思います。これらの単語登録機能を利用するのです。「――」「……」をそれぞれコピーして、読みがな「だーし」「さんてん」など適当につけて登録すれば、その後は「だーし」と入力して変換すると「――」が出力されます。

(例文)
 唇も人情も厚いコメディアン――いかりや長介さんのファンになって二十年余り。今後、長さんを超えるお笑い芸人が出てくるのだろうか……。

2008年6月22日(日)

トピック46 ユーモア文章術(9) 自分のエゴを笑う

 人の心には、さまざまなエゴがあります。誰でも、虚栄心、欲、打算など、できれば他人から見抜かれたくないようなものを心の中に持って生きているものです。
 ユーモアのある文章を書く際には、このような自分のエゴを客観的に観察し、それらを隠そうとするのではなく、むしろ茶化して笑い飛ばすような心の余裕を持つことが大切です。
 昭和48年から50年にかけて朝日新聞の「天声人語」を執筆していた深代惇郎さんを、私は個人的に文章の師と尊敬しています。氏の『深代惇郎の青春日記』には、学生時代の日記が載っています。

<友人と泊まりがけのスキーに行って>
友人は便所より女湯が見えたと大騒ぎする。怪しからん男なり。しかし我輩も明日より、その便所を使う事を心中固く決意せり。

 この短文の中にも、深代さんの持つ心の余裕が垣間見られるのではないでしょうか。
 読者も同じ人間です。「人間っぽさ」の匂いたつ文章に心を引かれ、癒されるものです。

トピック45 PCで書いた文章はプリントアウトして校正

 エッセイの公募などに応募する際、パソコンで文章を作成する人が増えています。オンラインで応募することができるコンテストもあり、今後はますますパソコンでの文章作成が主流になっていくでしょう。
 手書きの場合と違って、パソコンであれば文章の修正が楽です。文章の削除、変更、加筆といったことが簡単にできてしまいます。
 推敲もパソコンの画面上で可能ですが、最終的な段階での推敲は、文章をプリントアウトして紙の上でやることをお勧めします。パソコンの画面上で見るのと、紙の上で見るのとでは、文章はまったく違って見えます。文章をプリントアウトすると、自分の書いた文章を客観的に読むことができるようになり、文章構成や文法上のミス、誤字脱字にも気づきやすくなります。
 今後、どれほど文章作成のデジタル化が進んでも、赤ペンを持って紙の上で校正するといった、きわめてアナログ的な作業の必要性が残っていくものと思われます。

2008年6月21日(土)

トピック44 感情表現をなるべく抑える

 小学生の書く作文には、「楽しかった」や「おもしろかった」、「うれしかった」など、感情を伝える表現が多く使われていることに気づくかと思います。ブログでの文章でも、このような感情表現が多用されているのを見かけることがありますが、読者はかえって白けてしまうものです。
 かつて情報誌の新米ライターだったころ、お店の紹介記事をたくさん書きました。料理の紹介では、「おいしい」という言葉は使用禁止です。文章によって、読者に涎を垂らさせるようにしなければなりませんでした。
 感情を他人に伝えるときは、感情的になってはいけません。淡々と事実を描写し、それによって、読者に筆者と同じ感情を感じてもらえるのが理想です。

(例文)
 一年以上サイトの更新をさぼっていた作者が、今日やっと更新してくれた。私はこの日を夢にまで見ていた。涙で曇って、パソコンの画面がよく見えない。

 というように喜んでくれる人がいれば幸いです(笑)。

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