2008年7月7日(月)

トピック53 会話文の書き方

 読者を引きつけるエッセイには、会話文がうまく使われています。
 会話文を書く際のポイントは、文章の中での会話文と、実際の会話とを分けて考えることです。実際の会話をそのまま活字にしてしまうと、読者には意味が伝わらないことがよくあります。あまりに解説的な会話文は不自然ですが、読者にも会話の意味が伝わるように、実際の会話を補いながら書いてみましょう。
 会話文は行を変えて書きだし、「」で括ります。「」のあとに句点(。)や、「と言った」は不要です。会話文で誰がしゃべっているのかわかるように工夫しましょう。

(例文)
 私が家の外からドアを数回叩くと、中から弟の用心深そうな声が聞こえた。
「誰だ?」
「あんちゃんだよ。お前のあんちゃんだよ」
「ほんとに俺のあんちゃんか?」
「ほんとにあんちゃんだよ」
「それじゃあ、俺の質問に答えてみろ。結婚して25年目は銀婚式、50年目は金婚式、それじゃあ、80年目は?」
「お葬式」
「やっぱり、あんちゃんだ!」

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