2008年6月26日(木)

トピック51 季節感を入れて文章に奥行きを

 日本には四季があります。私たち日本人は、もともと農耕民族だったためなのか、季節の変化にたいへん敏感です。あまり親しくない人同士の会話のほとんどは、「暑くなりましたねえ」「今年の梅雨は、あまり雨が降りませんね」などと、季節の話題で始まるものです。
 読者に共感してもらえる文章を書く際に、日本人であれば誰でも持っている季節感を使うことが役に立ちます。
 たとえば、「花火大会」という言葉を見れば、誰でも、夜空に打ちあがる大輪の花火や、浴衣姿の人たち、混雑した会場の熱気、焼きそばやかき氷を売る露店をすぐに思い浮かべられます。
 エッセイに季節感を盛り込むとき、俳句の季語を参考にするとよいでしょう。『今はじめる人のための俳句歳時記(角川文庫)』あたりを手にとってみてはいかがでしょう。日本には、季節ごとの美しい言葉が数え切れないほどあることに、きっと新鮮な驚きを覚えると思います。

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