2007年5月7日(月)

トピック26 「体言止め」の使い方

 名詞や代名詞など活用しない品詞を「体言」といいます。情報誌を読むと、次のような文章がよく目につきます。

(例文)
 六本木にできた新ランドマークといえば、東京ミッドタウン。働く、住む、遊ぶ、憩う、そのすべてが融合した複合都市を取材した。

 このように、体言止めは情報誌などでよく使われます。しかし、エッセイなどの文章でこれを多用すると、読者に冷たい印象を与える文章になってしまうので注意が必要です。体言止めは、ここぞというときに効果的に使うことによって、文章にメリハリを出すことができます。

(例文)
 キャンプの醍醐味は早朝にある。朝日が昇る前、川辺で野鳥のさえずりを聴きながら飲む、淹れたてのコーヒー。本物の贅沢とは案外シンプルなものなのかもしれない。

 体言止めを使う際に最も気をつけなければならないポイントは、「多用しないこと」に尽きます。この基本をしっかりと覚えておけば、体言止めは文章を洗練させる便利な道具となるでしょう。

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